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最近は子供のお稽古として音楽教室に通わせる親が増えていますが、幼児のうちに音楽教室に通うメリットは何があるのでしょうか。
音楽教室には色々な楽器がありますが、中でもピアノが特におすすめです。ピアノを幼児の間に習わせることによって、音感が良くなる場合があります。幼い頃に音楽教室に通うことで、中には絶対音感が身につく子供もいます。
個人差はもちろんありますが、幼児の段階で習得することによって、音感を身につけるスピードは段違いに速くなります。絶対音感を持つと、聴こえてきた曲をピアノで正確に弾けるようになりますし、他の楽器を演奏するときにも音がつかみやすくなります。
また、幼い頃から音楽教室に通うことによって楽譜が読めるようにもなります。学校の音楽の授業だけでは楽譜を読めるようになるスピードは遅くなりがちですが、音楽教室に通うことで早い段階で習得できます。
音楽を学ぶときには楽譜を読めるようになることは基本なので、今後色々な楽器を弾けるようになりたいのであれば、早い段階で楽譜の見方を身に付けましょう。
また、ピアノを習ううちにだんだん記憶力が良くなっていくこともメリットとしてあります。なぜなら、だんだんと楽譜を見ずにピアノを弾くことができる暗譜ができるようになるからです。
定期的にレッスンを受けてピアノを何回も弾いているうちにだんだん暗譜できるようになり、記憶力が自然と伸びます。
つまりピアノを弾くことは脳の訓練になるので、幼児期から子供の能力を開発することにもつながります。記憶力は学習の基本なので、記憶力を伸ばすことで将来の受験や仕事にもその能力を活かすことができます。
音楽教室でピアノを習うことで、頭が良くなる場合があります。ピアノを弾くときには楽譜を読みながら素早く指を動かす必要があり、さらに足まで動かすので脳の大部分を使うことになります。
したがって、ピアノのレッスンを行うことで脳が活性化するので、だんだん頭が良くなるというわけです。また、脳科学の研究においても、ピアノを習うことで外国語のヒアリング能力がアップする効果があると言われています。単純にピアノが上達するだけでなく、地頭が良い子に育ちます。
また、幼児期からピアノの習い事をすることで集中力もアップします。ピアノを弾くためには楽譜を目で追って手足を動かし、そして耳で自分が出している音を確認する作業を繰り返します。
したがって、正しく音を出すためには常に集中しなければならず、その作業が自然と集中力をアップさせます。集中力がアップすることで自然と学校の勉強にも役立つようになります。短時間で大きな成果を出すためには集中力が必要ですが、音楽教室に通ってピアノを習得することで身につけることができます。
また、ピアノを弾くという作業は自分の思い通りに身体を動かすトレーニングにもなります。そのため運動神経も良くなるメリットがあります。運動の上達のためには身体をイメージ通りに動かす必要がありますが、ピアノを繰り返し弾くことで自然と運動神経が良くなると言われています。
さらにピアノでは色々な音色を奏でることができるので、心がとても豊かになります。色々な音楽に触れて表現することで想像力や感性もアップするので、幼児期のうちに通わせてみましょう。
音楽教室にはできるだけ子供が幼児期のうちに通わせた方がいいですが、その理由は早ければ早いほど耳が発達するからです。
幼児期の間は曲を完璧に弾くことは難しいかもしれませんが、教室によっては子供向けのレッスンを行っているところもあるので、子供の感性を伸ばすことができます。
多くの曲を聴いて楽器を触ったり、音を鳴らしたりすることで耳や感性を育てることができます。成長具合がアップしやすいのは幼児期の間なので、なるべくこの時期に子供を音楽教室に通わせるといいでしょう。
ただ、ピアノなどの楽器を弾くことが子供の教育に良いとはいえ、子供のモチベーションが低下しているのに無理に通わせるのはよくありません。
特に学校行事や部活動などが忙しくなってくる年齢になったら音楽教室に通う時間がなかなか取れなくなるので、子供の意見を聞きながらいつまで通わせるかも常に考えておきましょう。音楽教室によってはレッスン日に融通を利かせてくれるので、なるべく都合に合わせてくれるところに通いましょう。
子供のモチベーションが下がっているときに無理に教室に通わせようとすると音楽嫌いになってしまう可能性があるので、そのときには講師と相談しましょう。
講師であればレッスン中の子供の態度や様子などをきちんと観察しているので、解決策を提案してくれることもあります。また、講師とコミュニケーションが取りやすい教室に通うと、不明点があったときにすぐに相談できるので安心です。
当教室主宰の著書「音楽教育のススメ(幻冬舎)」