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一言に音楽といっても、様々なジャンルのものがあります。ここではクラシック音楽の交響曲と協奏曲について、そしてその中で使用されているバイオリンを少しご紹介します。
まず交響曲とは管楽器、弦楽器、打楽器のグループで演奏される楽曲の事です。シンフォニーとも呼ばれています。そして、協奏曲はピアノなどのソロの楽器をメインにして、オーケストラが合奏する楽曲になっています。コンチェルトという呼ばれ方もあります。
ではバイオリンの歴史について少し触れます。この楽器は弦楽器で、弓を弦とこすり合わせ音を出します。ビオラ、チェロ、コントラバスといった楽器と同じ仲間になります。起源については1550年ごろに誕生したと言われています。この時代の絵にバイオリンらしきものが描かれていたことから推測されました。
曲が弾けるようになるのは、どれくらいの期間が必要なのかと思われる方も多いのですが、毎日休まずレッスンしていればある程度の期間で弾けるようになります。しかし、これには個人差があります。
続いては、そんなバイオリンの豆知識をご紹介します。バイオリンの表面にはニスが塗られていますが、きれいにする目的だけではなく、音色をよくするためにも使われています。
ニスを塗らないバイオリンはとても高い周波数の音が出やすく、聞く人にとって耳障りな音になってしまいます。ニスを塗ることで、木材が硬化して高い周波数の音を取り除く効果があり、低音から高音まで幅広い美しい音が出せるようになります。
このニス塗りは、1層ずつ手作業で塗って乾かしていきます。乾くのに1週間程かかりますので、いいバイオリンを作成する際は、何層も手作業で塗り重ねをすることになり、仕上がりまでに数カ月かかります。
人は時に、クラシック音楽の奏でる美しい音色を聞いて豊かな気分になったり、弾いてみたくなったりする時もあるでしょう。
そんなオーケストラで使われる弦楽器にはバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスがあります。弦楽器だけでなく管楽器も使われ、金管楽器だとトランペットやチューバ、木管楽器だとフルートやクラリネットなどの楽器があります。
例えば、実際にバイオリンを習うと想定します。もちろん自由自在に曲が弾けるようになるまでには、たくさんのレッスンが必要になります。レッスンとなると多くのカリキュラムをこなさなければと考えて、ついつい尻込みしてしまいがちになるのではないでしょうか。
レッスンでは、正しい楽器の持ち方、姿勢、腕や手指の形といった、弾くための基本をしっかり身につける必要があります。 日常でとらない姿勢のため、楽器を安定させるにはしばらくかかることでしょう。一通り基礎的なテクニックが身についた後、より高度なテクニックを習得していくことになります。
楽器の大きさの選び方も重要です。バイオリンやチェロを弾く人が子どもの場合、その人の成長に合わせた大きさを選ぶのが一番良いでしょう。
例えば大人用のフルサイズバイオリンを4/4サイズ、それに対して子ども用は「分数バイオリン」と呼ばれています。一般に販売されているサイズとして 最小の1/16サイズから、 1/10、1/8、1/4、1/2、3/4 と大きくなります。
自分に合った大きさの楽器で、練習を積み重ねていくことが不可欠です。上手に曲を弾けるようになるまで、講師の先生と共に無理のないペースで練習をしましょう。
それでは、バイオリンやチェロ、そしてフルートといった楽器は、どういったお手入れをし、教室ではどんなことを学べるのでしょう。
まずお手入れですが、弦楽器の場合、弦には松脂が塗られています。そのため、楽器についた汗を拭くためのものと、松脂を拭くためのものと2種類の柔らかい布を用意しておきます。
もし、両方を1枚で使うと、汗と松脂が混ざってしまい、楽器がキレイになるどころか逆に汚れる原因にもなります。また、汚れ落とし用のクリーナーも販売されていますので、使った後は毎回クロスなどで拭いておいたほうが良いでしょう。
管楽器の場合は、木管楽器と金管楽器の2種類に分かれます。ここでは、木管楽器の中の1つでもあるフルートのお手入れ方法について述べることにします。
演奏後は、ガーゼなどの柔らかい布やそうじ棒で、管内の唾を必ず拭き取りましょう。もし、唾などを抜かずにケースにしまってしまうと、楽器の空気の流れを悪くするだけでなく、正確な音程が出ない原因にもなるので気を付けましょう。
最後は教室でどんなことが学べるかについてです。
バイオリンやチェロ、そしてフルートといった教室では、初心者だけでなく経験者も気軽に通うことができる上に、基礎的なことから技術的なことまで個人レッスンで学ぶことができます。
また、クラシックギター教室では、独学では得られないテクニックや豊かな表現力を学ぶことができます。適確なレッスンを受けるのはまだ不安と感じるようであれば、体験レッスンから始めるのが適しています。実際に楽器に触れてみて、直接講師の先生と会ってみましょう。
自分の個性を生かしてくれる指導だと判断した時に、本格的なレッスンを開始するのも一つの選択です。
当教室主宰の著書「音楽教育のススメ(幻冬舎)」